社長コラム

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Brain Wave Spirits

第2話 価値ある一歩

僕は、多くの人々が日々成長したいと思っていると信じている。
しかし、「成長したい!」という気持ちを、「意識的に持つ」のと「本能的に持つ」のとでは、その成長過程での苦痛や成長スピードは 全く異なるのではないだろうか。
生後11ヶ月になる僕の娘は、間違いなく日々というか秒単位で成長しているのがわかる。
自分で成長しようと努力して11ヶ月を生きてきたのではなく、野生の動物と同様に本能的に成長している。

目が見えるようになり、「ハイハイ」で前に進むことができるようになり、そして今は立ち上がることができるようになった。
歩きだせるようになるまでに、それ程時間もかからないと思う。
もちろんしっかりとした言葉ではないが、何らかの暗号のような言葉(?)も発するようになり、明らかにその暗号の発音も変わってきている。
自分自身の成長がこれぐらい手にとるようにわかれば、もっと楽しいだろうなあと思う。

転んでも転んでも何とか立ち上がろうと顔を真っ赤にしている。
決して誰かに言われてしているのではない。
貪欲に本能が1秒1秒の成長を切望しているかのようだ。

人は本能的に成長したいと思う生き物なのだろう。
ただあまりにも強烈な脳を持ったゆえに、その成熟と共に成長に疑問をもったり様々な苦悩を持つようになってしまった。
成長するには、ある年齢から努力が必要となる。
成長の方向や質は人それぞれだと思うが、その頃から成長に苦痛が伴なうことが出てくる。
これはその人の持つ目標によるところが大きいのではないだろうか。
誰かに言われた方向への成長は苦痛を伴なうことも多いが、先人としての経験をもとに、その方向を誰かがアドバイスしてくれたり、 あるいは既に示してくれているはずだ。
その方向に進むのも進まないのも、自分の選択だ。
どのような方向であっても。

成長を望まなくなった人はどうなるのだろうか?

生まれたときから生き物は死に向かって歩き出す。
生命を考えた時、成長するための一歩は、死へ近づく一歩でもある。
1秒1秒、自分の寿命を使って歩くのだ。
こう考える僕は悲観的な人間かもしれないが、命を削っての一歩ならば納得できる精一杯の一歩にしたい。
この世に生まれたとき、全ての人がそうして生きてきたはずだ。
何度も、自分自身にも言ってきた言葉。

「人にとって最も貴重なもの、それは時間だ」

今一度、この言葉を心に刻みたいと思う。


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