社長コラム

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起業から株式会社に至るまでの軌跡

第20話 あとがき

約2年間、このコラムにお付き合い頂いた方々に感謝致します。
ありがとうございました。
また、このコラムがこれから起業しようとされている方々にお役に立つかどうかは分かりませんが、少なくとも私と同じ失敗をしないようにと祈るばかりです。

「こんな時代だから」、「不景気だから」と言って起業をあきらめている方もいらっしゃると思います。
景気を待っているならば起業はできないのではないかと私は思います。
景気の動向がどうだとか、どの業種が儲かっているとか、こうすれば儲かる等々、計画は大事ですが、起業の時機は結局、自分自身が決断できるかどうかで決まります。
誤解しないでください。
「誰しも今すぐに起業しましょう」なんてことは間違っても言いません。
ただ「起業しようと思ったならばその時にやるべきでしょう」ということだけです。
それができないならば今の仕事に「魂」を入れて取り組むべきです。

仕事に対する取り組み方や考え方を変えてみれば、どんな仕事も楽しくなると思います。
誰にでもできることです。
仕事が楽しくなると、間違いなく人生の楽しみは増えます。
起きている時間の約半分は仕事をしているのですから、仕事が楽しくなければ人生の半分以上は損していると言えるでしょう。
折角この世に生まれてきたのですから、楽しい人生にしないともったいないです。
楽しめる時間はきっとそんなに長くはないはずです。
みなさんには後、どれだけの時間が残っていますか?

仕事に没頭しているとあっという間にお昼の時間だったり、外が暗くなっていたりという経験があると思いますが、その日は充実感や達成感があり、なんだか清々しい気分になりませんか。
そして仕事を心底楽しんで日々が充実すれば、休日がいつもよりもっと楽しく過せるはずです。

「楽しい仕事」とは今、目の前にある仕事です。
ルーチンワークであれ技術力の要求される仕事であれ、今の仕事を選んだのは自分自身なのですから。
今の仕事を楽しめないなら起業しても同じです。
「どんな仕事も楽しめるなんて、そんなことはない!」と言う方もいらっしゃると思います。
確かにおっしゃる通りですが、仕事が楽しくなるように自分を変えていこう、そう思えるようになろうとする人だけしかそうはなりませんよね。
この考え方には異論があるかもしれませんが、あくまでも私の考え方なのでご了承ください。

無責任かもしれませんが、起業して会社が大きくなるのも、会社を潰すのも、どんな形にせよ全ては自分の責任です。
会社が歴史を刻めば刻むほど、その責任は重圧となり自分に重く圧し掛かってきます。
そして覚悟すべきは、起業によって失うものもあるということです。
会社が大きくなればなるほど得るものはもちろん増えますが、失うものも増えてくるのです。
今、私が言える事は「みんな迷いと不安を抱えたまま起業をしている」ということです。
そして起業した後は「充実した毎日と不安だらけの毎日」が待っています。
「社長」という職業を6年と数ヶ月やってきて、「社長」とは、「ノミの心臓を覆い隠すだけの肉と脂肪と皮膚をまとい、日々を楽しく、モチベーション高く、仕事を仕事と見るのではなく自分の体の一部とし、自らを法人と一体化させること」が必要なんだと思うようになりました。
この先、また考えは変わっていくでしょうが、決してストイックになっている訳ではありません。
私は人生を最大限に輝かせるために、日々命を燃やし続けるのみです。


2003年 3月31日
株式会社ブレインウェーブ
代表取締役 園田有希生


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